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相良人形「猫に蛸」ガチャの全5種と縁起の意味・コンプへの道のりを解説。

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ガチャの前で足が止まった日、タコを抱えた猫と目が合った

近所のイオンをぶらぶらしていた平日の昼下がりのことだ。

ガチャガチャコーナーを通り過ぎようとして、ふと足が止まった。棚に並んだ機械の中の一台に、なんとも言えない顔をしたサンプル写真が貼ってある。丸くて、ぽてっとして、タコを抱えた猫。土人形みたいなざっくりとした質感なのに、妙に愛嬌がある。思わず目が合った……気がした。

50歳になってガチャガチャにハマり続けて何年も経つが、こういう「一目惚れ」は今でも起きる。フィギュアのリアルさや精密さに惹かれることが多い俺にとって、この「相良人形 猫に蛸」は正直ちょっと意外な出会いだった。どちらかといえば”ゆるい系”だし、土人形テイストなんてこれまであまり気にしたことがなかった。でも、なぜかコインを入れる手が止まらなかった。

今思えば、あの時タコを抱えた猫に呼ばれたんじゃないかって本気で思っている。


「相良人形 猫に蛸」ってどんなガチャ?まず基本情報をおさらい

「蛸猫」という愛称でも親しまれているこのカプセルトイ、正式名称は「相良人形 猫に蛸」。発売は株式会社キタンクラブで、2021年7月中旬に登場した。価格は1回300円、全5種。サイズは約48〜55mmとガチャにしては少し大きめで、手のひらにのせるとずっしりとした存在感がある。

「相良人形」というのは、日本の伝統的な土人形をモチーフにしたシリーズで、作家は八代さがらりゅうま氏。現代のアーティストが手がけた”新しい縁起物”とでも言うべき世界観だ。土人形って聞くと昔懐かしいお土産品を思い浮かべる人が多いかもしれないが、このシリーズはそこに絶妙なゆるさとかわいさを加えて、現代のガチャユーザーにもバチッとハマるデザインに仕上がっている。

キタンクラブといえば「コップのフチ子」や「座るシリーズ」など、遊び心と造形センスが光る商品を数多くリリースしているメーカー。そんなキタンクラブが”縁起物×ガチャ”という組み合わせで出してきたのが、この蛸猫というわけだ。


「多幸」に「吸い付く」──縁起物としての深すぎる意味

さて、ここが俺が一番「なるほど!」と膝を打った部分なんだけど、この「猫に蛸」には実はちゃんとした縁起物としての意味がある。

タコは「多幸(たこう)」という語呂合わせから幸せをもたらす縁起物とされており、さらに「吸盤で善いものに吸い付く」という意味も持つ。一方の猫は「ネズミを追い払う」として家の守り神的な縁起物とされてきた。

この二つが合わさって、「超縁起物」になっているというわけだ。「多幸をもたらし、悪いものを追い払う」──なんとも強力なコンビじゃないか。

実はこれ、米沢の伝統工芸「相良人形」が元ネタで、昔から縁起物として地元に根付いていた文化なんだとか。それをガチャという現代のカルチャーに落とし込んだのが、このシリーズのすごいところ。300円の中に、日本の伝統と現代のポップカルチャーが同居している。

俺はこれを知ってから、この蛸猫を机の上に置くことにした。50歳のおじさんが机に縁起物ガチャを飾っている、という状況が妙に気に入っている。なんとなく守られている感じがして、毎朝見るたびにちょっと元気が出るんだよな。


全5種を徹底解説!どれが一番かわいいか、個人的に語らせてくれ

全5種のラインナップはこちら:

① 猫に蛸(白) 純白の猫がタコをぎゅっと抱えている。白猫は「運気を呼び込む」とも言われており、縁起的にもバッチリ。シンプルな白だからこそ、土人形らしいざっくりとした質感が際立つ。一番スタンダードでもあり、完成度が高い。俺はこれが一番好きだ。

② 猫に蛸(グレー) 白と同じポーズでカラーだけグレー。微妙に表情が白と違う……気がする。これが不思議で、同じ型を使っているはずなのに見れば見るほど個性を感じる。並べて飾ると白とグレーのコントラストが絶妙にかわいい。

③ パンダに蛸 猫じゃなくてパンダ!これが意外性の塊で、「え、パンダ入ってくんの?」と思わず笑ってしまう。でも確かに、パンダもタコを抱えていたら縁起よさそうじゃないか。シリーズの中でひときわ目立つ異色の存在で、コレクターの間での人気も高い。

④ 鯛乗り猫に蛸(黒) 鯛の上に乗っているという、縁起物の二重盛り。黒猫は見た目のインパクトも強く、鯛の赤×黒猫×タコというカラーバランスが絶妙。「目標達成したい!」という人に贈ったら喜ばれそうな一品。俺はこれをちょっと特別な気持ちで持っている。

⑤ 鯛乗り猫に蛸(三毛) 三毛猫バージョン。三毛猫といえば招き猫の定番で、日本人が一番「縁起よさそう」とイメージする柄じゃないだろうか。カラフルで見た目も華やかで、5種の中では一番お土産感がある。プレゼントにするならこれが一番反応がいいかもしれない。


キタンクラブだから生まれた品質と世界観

このシリーズがここまで愛されている理由のひとつは、やっぱりキタンクラブというメーカーの力だと思う。

キタンクラブは長年「生き物感のあるカプセルトイ」を作り続けてきたメーカーで、単に「かわいいフィギュア」を作るのではなく、物語や文化を込めた作品を作るというスタンスが他のメーカーと一線を画している。「コップのフチ子」はその筆頭で、あのシリーズがブームになったのも、ただフィギュアとして優れていただけでなく、「コップのフチにひっかける」という遊び方の発明があったからだ。

「相良人形 猫に蛸」も同じで、縁起物という文脈を拾いながら、アーティスト・八代さがらりゅうまの個性をしっかり載せることで、ただのかわいいガチャを超えた存在になっている。サイズも48〜55mmと大きめで、手に持った時のずっしり感は「ちゃんとしたもの」という満足感を与えてくれる。

ガチャガチャって正直、質のピンキリがすごい。100円台のやつはカプセルを開けた瞬間に「あ……」となることも珍しくない。でもキタンクラブのシリーズは300〜500円のレンジでも「これ、この値段でいいの?」と思えるクオリティのものが多い。それがリピーターを生む理由だ。


【失敗談あり】コンプリートへの道は思ったより険しかった

最初にあのガチャ機を見つけた日、俺は勢いよく5回まわした。「5種なら5回でコンプできるかも!」という甘い考えがあったのは否定しない。結果は……「猫に蛸(白)」が3個、「パンダに蛸」が1個、「猫に蛸(グレー)」が1個。かぶり3個という、わりとヘコむ結果だった。

これはガチャ界のあるある話なんだけど、ランダムである以上、同じ種類が連続で出ることは普通に起きる。5種×1個のコンプを期待して5回まわすのは、確率的にはかなり甘い見積もりだ。5種のうち全部を引くためには理論上少なくとも10回以上が目安になってくる。

その後、別日にまた同じ場所に行ったら機械が撤去されていて愕然とした。ガチャ機の設置は店舗の判断で変わるし、人気商品は入れ替わりが激しい。あの時の「焦り」は今でも覚えている。

結局コンプリートできたのは、メルカリで残りの2種(鯛乗り猫たち)を購入してのこと。ちょっと悔しい気持ちもあったが、実物を手に取ってみたら「これはもう手段を問わず集めて正解だった」と思えた。


手に入れた後の楽しみ方──飾り方・組み合わせ・プレゼント活用

せっかくコンプリートしたのなら、飾り方も工夫したい。

俺はデスクの上に全5種を並べているのだが、ぽてっとしたシルエットが横に並ぶだけで異様にかわいい。大きさが微妙に違うのも(48〜55mm)、高低差が生まれてぬいぐるみのコレクションみたいになる。ひな壇みたいに段差をつけて飾ると見栄えがさらにいい。

おすすめの飾り方としては、縁起物らしく玄関に置くというのもアリだ。「多幸に吸い付く」「悪いものを追い払う」というコンセプトを活かして、入口に置いてお守り代わりにするのは一番本来の意味に忠実な使い方。白猫は玄関の明るいインテリアにも馴染みやすい。

また、プレゼントとしての活用も俺の中では大ヒットだった。職場の人が引っ越しをした時に「多幸に吸い付く縁起物だよ」と言ってプレゼントしたら、ものすごく喜ばれた。ガチャガチャのフィギュアをプレゼントするのは少し勇気がいるけど、「縁起物です」という文脈があると受け取る側も自然に喜べる。価格が300円という手頃さも、気軽に贈れる理由のひとつだ。

もうひとつ、同シリーズの相良人形と並べるというコレクター的な楽しみ方もある。キタンクラブからは「相良人形」シリーズが他にも展開されており、同じ世界観のフィギュアが揃ってくると、テーマのある棚ができあがる。これがまた沼への入口なんだよね……。


どこで買える?ガチャ設置場所とメルカリ相場まとめ

「蛸猫を実際に入手するにはどうすればいいか?」という点も、ちゃんと伝えておきたい。

ガチャ機での購入については、キタンクラブ商品はイオンモールのガチャコーナーや駅構内のガシャポン専門店、ゲームセンターなどに設置されることが多い。ただし2021年発売のシリーズなのである程度時間が経っており、現在も稼働しているかは店舗によって異なる。

キタンクラブの公式サイトやSNS(X/Twitter: @kitan_club)では、設置場所情報や再販情報が随時公開されているので、確認してみるといい。バンダイのガシャポン系商品は「ガシャポンどこ?」という公式の設置場所検索サービスがあるが、キタンクラブ商品は基本的に公式SNSを追うのが確実だ。

メルカリやフリマアプリでの入手は、特定の種類だけ狙いたい場合には現実的な選択肢になる。俺が購入した時点では1個あたり400〜600円前後(送料含む)で出品されていた。コンプセットだと1500〜2500円くらいのものが多かった印象だ。ガチャの定価が300円なので若干割高になるが、欲しい種類をピンポイントで手に入れられるのはメリットが大きい。

キタンクラブのオンラインショップでも一部商品が購入できるので、確認してみる価値がある。


蛸猫は「ガチャ沼」の入口であり、日本文化との出会い

50歳になっても、新しいガチャに出会うたびに「これは何だろう」とワクワクする自分がいる。それはきっと、ガチャガチャが単なる「おもちゃの購入」じゃなくて、小さな発見と出会いの装置だからだと思う。

「相良人形 猫に蛸」は、その中でもとびきり発見が多い一品だった。かわいさの裏に縁起物としての歴史があり、アーティストの個性があり、キタンクラブというメーカーのこだわりがある。300円の中にそれだけのものが詰まっていると知ると、コインを入れる瞬間の重みがちょっと違って感じる。

タコを抱えた猫と目が合ったあの日から、俺の机には常に蛸猫が5体並んでいる。毎朝仕事を始める前に一瞬目をやって、「今日も多幸に吸い付いてくれよ」と心の中でつぶやく。それだけで、なんか一日が始まる気がする。

ガチャガチャって、そういう小さな儀式を作れる趣味でもある。まだ手に入れていない人は、ぜひ一度コインを入れてみてほしい。タコを抱えた猫が、きっとあなたにも「多幸」を持ってきてくれる。

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