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万博限定ラブブ×ミャクミャクコラボフィギュア!購入方法・デザイン・転売相場

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ミャクミャクを纏ったらぶぶ——これを見て黙っていられるガチャ好きはいない

「これ、マジで存在していいの?」と思った。

あのらぶぶの体に、ミャクミャクの赤と青が宿っている。大阪・関西万博のシンボルキャラクターと、世界中でコレクターを熱狂させているアートトイが、一つの立体物に融合している。そのインパクトは、正直かなり強烈だった。

ガチャガチャの世界には「コラボもの」が多い。でもここまでのスケール感、つまり国家イベントレベルの公式キャラクターと、世界市場を席巻しているIPが交わる機会はそうそうない。これは単なる限定グッズではなく、時代の一点を切り取った証拠品のような存在感がある、と思う。


「LABUBU MYAKU-MYAKU」とはどんな商品か

世界的人気キャラクター「ラブブ」が、万博公式キャラクター「ミャクミャク」とコラボした商品「LABUBU MYAKU-MYAKUストラップ付フィギュア」が、2025年10月1日より会場限定で発売された。

フィギュア本体の高さは約10cm。付属のストラップは長さ約43cm×幅約2cmで、ケースやバッグ、IDカードにも取り付け可能だ。価格は税込4,400円。

販売場所は2025大阪・関西万博会場内オフィシャルストア東ゲート店(大丸松坂屋百貨店)のみ。販売期間は2025年10月1日から11日までの11日間限定だった。

購入にはLINEアプリを利用した当日抽選への参加が必要で、当選した人を対象に販売される仕組みだ。

数字でまとめると——高さ10センチ、4,400円、11日間、抽選制、会場限定。この4つの条件が揃った時点で、希少性がどれほどのものかは言うまでもない。グッズとしての「重さ」が全然違う。


らぶぶってそもそも何?知らない人のための基礎知識

ここで少し立ち止まって、らぶぶそのものについて整理しておきたい。「万博でなんか話題になってたやつ」という認識の人も、少なくないはずだから。

ラブブ(英語: Labubu)とは、香港のデザイナー龍家昇(カシン・ロン)が制作し、中国を拠点とする小売業者ポップマート(POP MART)が発売したぬいぐるみのモンスターエルフのブランドだ。

ラブブは丸くて毛皮で覆われたフサフサした体、大きな目、尖った耳、いたずらっぽい笑みを浮かべた鋭い歯を特徴とし、陽気だが少し獰猛な表情をしていると言われている。

見た目だけ聞くと「なんか怖そう」と思うかもしれない。ところが実際に目の前にすると、そのブサカワ感というか、怖いのに愛嬌があって目が離せない不思議な引力がある。これが世界中のコレクターを魅了してきた根本的な理由だろう。

BLACKPINKのリサがラブブを愛用したことが、世界的な人気獲得のきっかけとなった。セレブやインフルエンサーがバッグにぶら下げ、それがSNSで拡散し、欲しいけど手に入らないという構造が加速した。

2025年5月にはイギリスでラブブへの需要が急増したことにより行列や混雑、けんかの報告が相次ぎ、ポップマートがイギリス全土でラブブの店頭販売を停止する事態にまでなった。これは極端な例かもしれないが、それほどの社会的熱量を持つキャラクターだということが伝わるはずだ。


ガチャとブラインドボックスの接点——らぶぶとガチャ文化の親和性

ガチャガチャを長年追ってきた自分には、らぶぶが世界を席巻した理由がとてもよく理解できる。

ポップマートは2015年以降、ブラインドボックス(盲盒=日本のガチャガチャ)という形態で販売を開始。中国のZ世代の若者たちが飛びつき、こうした販売方式だからこそ次々と購入したくなる、全種類を集めたくなるという消費マインドに変化した。

ガチャガチャと構造が同じ、ということだ。「開けてみないと何が入っているかわからない」というランダム性が、収集欲と期待感を同時に刺激する。日本で昭和から続くガチャ文化と、2010年代に中国から世界へ広がったブラインドボックス文化は、本質的に同じ仕掛けを持っている。

ブラインドボックスには「シークレット」と呼ばれるレアキャラが混ざっていることがあり、これが出るとまさに大当たり。コレクター心を刺激する。

ガチャのダブりに悔しがり、シークレットに狂喜乱舞する。この感情の起伏こそが、ガチャ文化もらぶぶ文化も共通して持つ最大の魅力だ。万博らぶぶが「フィギュア好き」と「ガチャ好き」の両方に刺さった理由も、そのあたりにある気がする。


購入方法の全貌——LINEで抽選、万博会場内限定の壁

ここが一番知りたい人が多いポイントだろう。具体的な購入の流れを整理する。

まず前提として、販売はLINEアプリを利用したデジタル整理券システムによる当日抽選だ。当日、ストア前に設置された「抽選応募用二次元コード」をスマートフォンで読み込んで応募し、13時30分頃に抽選結果の通知が届く。当選した人のみ店内で購入できる流れとなっている。

抽選の応募は1人1日1回限りで、当選できるのも1人1点のみに制限されている。

つまり、万博会場に入場した上で、さらに抽選に当たらないと買えない、という二重の壁が存在する。

万博閉幕まで1か月を切った時期には、チケットはあるのに会場に入れないという「死に券」を持っている人が約113万枚にのぼるという状況も報告されていた。会場に入ること自体も決して簡単ではなかったという事実が、この商品の入手難度をさらに押し上げた。

SNS上での反応も象徴的で、発表直後から「殴り合い起きちゃうって」「転売ヤバそう」「死人が出そう」「転売ヤーすら買えなそう」という声が相次いでいた。過激な言葉に聞こえるかもしれないが、それだけの熱量がこの商品には集まっていた、ということだ。


デザインの見どころ——赤と青のミャクミャクカラーを纏った意味

商品そのもののビジュアルについても掘り下げておきたい。

ラブブの耳や縦長の目といった特徴と、ミャクミャクらしさが溶け合ったかわいらしいデザインで、青く丸みを帯びた身体のラブブが、ミャクミャクの特徴である万博ロゴマークを顔の周りに掲げているポーズとなっている。

ミャクミャクのデザインは、正直に言えば万博開幕当初から「怖い」「気持ち悪い」という声もあった。それがらぶぶという「怖いのにかわいい」キャラクターと組み合わさることで、両者の「ブサカワ」要素が掛け合わさり、奇妙な調和が生まれた。怖さ同士の中和というより、怖さ同士の相乗効果——そのシュールな着地点が、多くの人を惹きつけたのだと思う。

ラブブのポップでかわいい世界観と、ミャクミャクの独特なデザインが融合した仕上がりは、ファンならずとも手に入れたくなる完成度だ、と現地のストア側もコメントしている。

「コラボ」と一口に言っても、単にロゴを貼り合わせた薄いものと、世界観レベルで溶け合っているものとでは価値が全然違う。この万博らぶぶは後者に近い。ミャクミャクの色彩感覚と、らぶぶの造形がそれぞれのファンを満足させながら共存している、稀な成功例と言えるだろう。


転売市場・フリマ相場・偽物問題

購入できなかった人がまず向かうのが二次流通市場だ。現実を直視しておこう。

当然ながら、販売終了後の転売相場は元値を大きく上回る。SNSやフリマアプリでの出品状況を見ると、定価4,400円に対して1万円台前半〜2万円超の価格設定が並ぶことも珍しくない。会場限定かつ抽選制という稀少性が、そのまま二次市場での価格に反映されている。

日本においても2025年にらぶぶへの人気が高まり、フリマアプリのスニーカーダンクでは同年7月の取引額が対年初比で66倍に増加した。同時に偽物も市場に出回り、X線やブラックライトを使った鑑定サービスへの需要が高まっている。

万博らぶぶに限らず、らぶぶ全般において偽物の問題は深刻だ。海外通販や個人間取引では、精巧なコピー品が正規品と混在することがある。フリマで購入する際は、出品者の評価・出品履歴・商品写真の詳細度など複数の観点からチェックを怠らないこと。特に万博会場限定品を謳う商品は、本当に会場で購入されたものかどうか、可能であれば証明写真や購入時のレシートの有無を確認するのが賢明だ。

公式品の見分けとしては、パッケージに「©ナガノ/ちいかわ製作委員会」ではなく、大阪・関西万博の公式ライセンス表記と大丸松坂屋百貨店のオリジナル商品である旨の記載があるかを確かめることがポイントになる。


万博らぶぶが象徴するもの——限定×コラボの最高到達点

この商品がここまで話題になった理由を少し俯瞰して考えてみると、「限定」と「コラボ」という二つの要素が最大レベルで掛け合わさったことに尽きると思う。

らぶぶは今や単なるキャラクターではない。ラブブは単なるキャラクターではなく、「集める・飾る・身につける」という多面的な楽しみ方ができる点が最大の魅力だ。一方のミャクミャクも、好き嫌いが分かれながらも万博という一時代を象徴するキャラクターとして、すでに歴史的な存在感を持ち始めている。

その二つが、会場限定・抽選制・11日間という極めて狭い窓口の中でしか買えない形で出会った。これは「持っている」だけで一つのストーリーを持つグッズだ。「あの混乱の中で当選して買えた」という体験自体が、商品価値の一部になっている。

ガチャガチャの世界でも、限定品や再販停止品がコレクターの間で特別視されることは珍しくない。「もう手に入らない」という事実が価値を押し上げるメカニズムは、万博らぶぶにも同じように働いている。


手に入らないからこそ、価値が輝く

「LABUBU MYAKU-MYAKU ストラップ付フィギュア」は、2025年大阪・関西万博という歴史的な舞台でしか生まれ得なかった一品だ。高さ10センチのフィギュアの中に、二つの時代を代表するキャラクターの世界観が詰まっている。

買えた人は運が良かった、とは言い切れない。会場に到達し、抽選に当たり、その場で4,400円を出すという一連のプロセスをくぐり抜けた人だけが手にできるもの。その「ハードル」の高さこそが、このグッズの価値の根拠だ。

フリマで二次購入するのも、コレクターとして立派な選択肢だ。ただ、その場合は偽物リスクと相場への理解を持った上で動いた方がいい。

万博らぶぶを眺めながら思うのは、「ガチャとブラインドボックスの文化は、世界のどこかで必ずつながっている」ということ。日本の路地にある300円のガチャ機も、世界中のコレクターが熱狂するらぶぶも、根っこにあるのは「開けるまでわからない、でも欲しい」というシンプルな感情だ。そこは変わらない。

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