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ウルトラ消しゴム(怪獣消しゴム)の歴史と現在!ガシャポンNEOから昭和当時物の中古相場

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スーパーカー消しゴムの次にあったもの

昭和53年(1978年)、友達とガチャガチャをやりに行った小学4年生が、初めてウルトラシリーズの怪獣消しゴムを見たときの衝撃、という体験談がある。もともとはスーパーカー消しゴム目当てで行ったはずが、そこにカラフルな怪獣消しゴムが並んでいた。あっさり乗り換えた、という話はあの時代の子どもたちの共通経験だったはずだ。

昭和53年頃、ウルトラシリーズの怪獣消しゴムをガチャガチャで初めて見たときの衝撃は大きく、スーパーカーブームが去ったタイミングで怪獣消しゴムが登場した。


怪獣消しゴムとはなにか

昭和時代のウルトラマン怪獣消しゴムは消しゴム素材で作られた怪獣フィギュアで、刻印がある物とない物があり、高さは平均約3cmという小ぶりなサイズだ。メーカーは丸越(丸にPのマーク)で、©円谷プロの刻印が入っている。

消しゴム素材というのは独特の質感で、プラスチックとは違う柔らかさと重さを持つ。これで文字を消そうとしても実際には消えないが、そもそも消すためのものではなかった。触るため、並べるため、戦わせるためのものだった。

消しゴムの色は単色、クリスタル、ゴールドとバリエーションがあり、ゴールドが一番レアとされていた。

レアカラーというコンセプトがすでに存在していたということは、現代のガチャガチャのシークレット・レアリティ設計の原型がここにあるという見方もできる。ゴールドのカネゴンを引いたとき、子どもはそれが特別だとわかった。あの感覚の構造は今のガチャガチャと変わっていない。


令和に生きるウルトラ怪獣消しゴムNEO

昭和の怪獣消しゴムは終わったのか、というとそうでない。バンダイガシャポンから「ウルトラ怪獣消しゴムNEO」として全16種が新作として発売されている。

ガシャポンからウルトラ怪獣消しゴムが復活した。単なる復刻ではなく新作として発売されたシリーズで、昭和世代から注目を集めた商品だ。

「復刻じゃなく新作」という表記に力がある。当時のデザインをそのまま使うのではなく、現代の視点で新たに造形した怪獣消しゴムが16種という豊富なラインナップで展開された。

2006年には「ウルトラヒーローVS怪獣軍団コレクション」がガチャガチャで発売されており、約2cmサイズでウルトラマンには彩色が施されていた。ウルトラマンマックスが放送されていた時代に合わせて、ウルトラマンマックスと怪獣3体で100円という価格だった。

100円で4体というのは今の感覚では信じられない価格だが、ガチャガチャの価格水準がまだ100円の時代の話だ。それが今は500円になり、消しゴムフィギュアより精密なフィギュアが出てくる。価格の変化は品質の変化と比例している。


2026年のウルトラマンガチャガチャ全景

怪獣消しゴムの文脈から現代に戻ると、ウルトラマンのガシャポン展開は2026年も旺盛だ。

2026年に発売予定のウルトラマン関連カプセルトイとして、ウルトラマン ふぁみりーすいんぐ、まちぼうけ ウルトラマンの場合、ウルトラソフビシリーズ ミニチュアスイングマスコットの3商品が最速展示された。

「ウルトラマン ふぁみりーすいんぐ」はウルトラマンの家族をテーマにした1つで2人のウルトラマンが手に入るペアチャーム。「まちぼうけ ウルトラマンの場合」は大人気まちぼうけシリーズへのウルトラマン初登場で、カッコよさと可愛さを両立したデフォルメデザイン。「ウルトラソフビ ミニチュアスイングマスコット」は造形や彩色を忠実に再現したミニチュアチャームで、タグまでそっくりに再現している。

ウルトラソフビのミニチュアというのは、昭和の怪獣消しゴムから今のソフビ文化を経た流れの上にある商品だ。タグまで再現するというこだわりは、ソフビコレクターとしての美学を300〜500円のガチャガチャに込めた設計で、ウルトラマングッズへの愛着が設計者にあることが伝わる。

HG ウルトラマンシリーズ

HGウルトラマン コノミの宝物編が2026年3月第3週に発売された。また2025年9月には「ならぶんです。怪獣さん(ウルトラ怪獣版)」も登場しており、怪獣側のラインナップも充実している。

HGシリーズはハイグレードというカテゴリで、精密な造形のフィギュアが500円前後で展開されるシリーズだ。怪獣消しゴムから始まった「小さい怪獣を手元に置く」という欲求が、HGシリーズという現代の答えに進化している。

変身アイテムめじるしアクセサリー

ウルトラマンシリーズ 変身アイテムめじるしアクセサリーが2026年2月第3週に発売された。また2026年3月にはMINI ULTRA ART めじるしアクセサリーも登場している。

ウルトラマンの変身アイテムをめじるしチャームにするという発想は、セーラームーンのスティック&ロッドシリーズや仮面ライダーのベルトミニチュアと同じ「変身アイテムを手元に置く」という欲求に応えたシリーズだ。


昭和当時物怪獣消しゴムの中古市場

今も昭和当時物の怪獣消しゴムは流通している。

昭和時代のウルトラマン怪獣消しゴム10体セットがフリマアプリで流通しており、状態は比較的良好な物が多いとされている。

フリマアプリやヤフオクでの出品は継続的にあり、「ウルトラマン 怪獣消しゴム 当時物」で検索すると複数のセットが出てくる。レアカラー(ゴールド)の単体は通常カラーより高値がつく傾向がある。

まとめて220個以上という大量出品もヤフオクに登場することがある。そういう大量セットの中に、普通には手に入らない個体が混じっていることがある。コレクターとしての目利きが問われる世界だ。


消しゴムというメディアの不思議な力

ガチャガチャの歴史を辿ると、消しゴムフィギュアが果たした役割の大きさに気づく。スーパーカー消しゴム、怪獣消しゴム、キン肉マン消しゴム(キン消し)。これらは単なるおもちゃではなく、ガチャガチャというメディアが持つ「ランダムで小さくて安い体験」の黄金期を作った商品群だ。

現在はガチャガチャでも1回500円するようなリアルなものが多いが、安価でダブっても嬉しい怪獣消しゴムの方が好きという声もある。

500円の精密フィギュアと、100円の怪獣消しゴム。どちらが好きかという問いに正解はない。でも怪獣消しゴムを初めて見た昭和53年の記憶が今でも鮮やかなのは、あのゴム素材の質感と、カラフルな単色の色使いと、100円という小遣いで世界が広がった感覚が一緒に刻まれているからだ。

ウルトラ怪獣消しゴムNEOをガチャガチャで回したとき、ゴムの質感が手に触れた瞬間、昭和53年の自分がほんの少し戻ってくる。

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