転スラのアクリルスタンド、揃えたいキャラが多すぎる
ガチャガチャの棚で転スラのグッズを見かけると、毎回ちょっと立ち止まる。リムル=テンペストという主人公の存在感もあるが、それ以上に魔王たちや側近キャラの個性がグッズとして並んだときの「全員欲しい」という感覚が止まらない。
アクリルスタンドというグッズカテゴリは、フィギュアよりも飾りやすく、缶バッジよりも存在感があるという絶妙なバランスを持っている。転スラというIPはそのキャラクター層の厚さから、アクリルスタンドのシリーズが毎回豊富なラインナップで展開される。どれを選ぶか迷うのも転スラグッズの楽しさだ。
POPUPアクリルスタンドシリーズ:描き下ろし全種の存在感
転スラのアクリルスタンドとして2025年8月に展開されたのが「TVアニメ転生したらスライムだった件 POPUP描き下ろしアクリルスタンド」シリーズだ。
リムル、ベニマル、ディアブロ、ミリム、ギィのラインナップで展開されており、最大H150mmという大きなサイズで立体化されている。日本製アクリル素材で、POPUPのための描き下ろしイラストを使用した商品だ。
H150mmというのはアクリルスタンドとしてかなり大きい部類で、棚に立てたときの存在感がフィギュアに近い。ギィ・クリムゾンが描き下ろしで商品化されている点は、八星魔王シリーズが充実してきた近年の転スラグッズの方向性を示している。
まおりゅうアクリルチャームシリーズ:ガチャで手に入るアクリル系
ガチャガチャで手に入る転スラのアクリル系グッズとして継続的に展開されているのが、まおりゅう(魔王と竜の建国譚)アクリルチャームシリーズだ。
「転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚 アクリルチャーム3」が2024年1月発売で展開され、まおりゅうの美麗イラストが持ち運べるアクリルチャームの第3弾として登場した。
まおりゅうはアニメとは別のスピンオフ作品で、ベニマルを中心に魔王国の成立過程を描く。メインアニメとは異なるイラストスタイルがアクリルチャームに向いており、シリーズを通じたコレクション性が高い。
2024年7月には「デコラPICアクリル 転生したらスライムだった件」も発売されており、アクリル系のガチャグッズは複数のアプローチで展開されている。
2026年の転スラガチャ最新情報:劇場版蒼海の涙編が中心
2026年に入ってからの転スラガチャは、劇場版「転生したらスライムだった件 蒼海の涙編」との連動が軸になっている。
2026年3月第3週発売の「劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編 カプセルラバーマスコット」と、同3月第1週発売の「リムルさまがいっぱいフィギュア 劇場版蒼海の涙編」が展開された。
劇場版というタイミングでのガチャ展開は、映画を観た直後の熱量が購買行動に直結するという設計だ。映画館の近くにガチャガチャがあれば間違いなく回す、という動線が意図されている。
2026年5月第3週には「転生したらスライムだった件 リムルさまがいっぱいフィギュア6」の発売も予定されており、リムルさまシリーズとしての弾数がまた増える。
リムルさまがいっぱいフィギュアシリーズ:クリア素材の魅力
転スラのガチャガチャの中で継続的に高い人気を保っているのがリムルさまがいっぱいフィギュアシリーズだ。
クリア素材でリムル様のスライムボディを再現したフィギュアシリーズの第5弾が2025年3月第2週に発売された。
リムル=テンペストの本来の姿が「青いスライム」であることを踏まえると、クリア素材での立体化というアプローチは本質的に正しい。アクリルスタンドが平面的なイラストの立体化であるのに対し、このフィギュアシリーズは「スライムという存在の透明感」を素材レベルで再現しようとしている。
リムルのすまし顔、驚き顔、得意顔など表情のバリエーションが弾ごとに変わるため、コレクションとして並べたときに6体それぞれ違う表情のリムルが揃う。これは転スラというIPのキャラクター性に合っている。リムルという主人公は状況に応じて感情が豊かで、その豊かさをフィギュアシリーズで補完していく設計だ。
おねむたんシリーズとひょこっこシリーズ:転スラキャラの別の顔
アクリル系とは別の軸で、転スラのガチャには2つの人気フィギュアシリーズがある。
おねむたん 転生したらスライムだった件 にどね アースカラーVer.が2026年2月発売で、ラインナップはリムル=テンペスト、シオン、ミリム・ナーヴァ、ディアブロの全5種だ。
おねむたんシリーズは眠そうな表情でデフォルメされたキャラクターが約55mmで立体化される商品で、ディアブロのような端正なキャラクターが眠そうな顔をしているギャップが笑えて可愛い。アースカラーという落ち着いたカラーリングの変異版は、通常版と並べると色味の違いが映える。
ひょこっこコレクションフィギュアシリーズは、キャラがひょっこり顔を出す姿が特徴で、全5種構成だ。
ひょこっこというデザイン語は「上から顔だけ覗く」という構図で、デフォルメフィギュアの中でも特に可愛さと間抜け感のバランスが特徴的だ。転スラの強キャラたちがひょこっこ顔を出しているシュールさが人気の理由だ。
しろくろカプセルシリーズとカプセルラバーストラップ
バリエーション違いのコレクションとしても転スラは充実している。
しろくろカプセル 転生したらスライムだった件 vol.2は2026年3月再入荷で、全8種のラインナップに黒衣装ベニマルが含まれる構成だ。
白と黒というモノクロ配色のキャラクターデザインに特化したシリーズで、ベニマルの黒衣装版は通常カラーとは全く違う雰囲気を持つ。コレクターが「カラー違いで全部揃えたい」と感じる動線がここにある。
カプセルラバーストラップ vol.3は2025年6月再販で、リムル、リムル(スライムver.)、ランガ、ベニマル、シュナ、ソウエイ、シオン、ミリムの全7種が300円で展開された。
7種という多さを300円でカバーするラバーストラップシリーズは、転スラの「主要キャラ全員揃えたい」という欲求に応えた設計だ。ランガが入っているのが特徴で、メインキャラ以外の脇を固めるキャラも安定したラインナップに入っている。
アクリルスタンドとフィギュアをどう使い分けるか
転スラのグッズを集める場合、アクリルスタンドとフィギュアは用途が違う。
アクリルスタンドはイラストがそのまま立つため、公式イラストの雰囲気を保ちたい場合に向いている。本棚や机の上にキャラクターを「立てておく」という飾り方には最適で、薄くて場所を取らない。
フィギュアはキャラクターの立体感を楽しむもので、クリア素材のリムルさまシリーズのように素材感そのものが見どころになる商品は、アクリルスタンドでは再現できない魅力がある。
ガチャガチャという体験の観点では、どちらが出てくるかわからないランダム性がある場合はフルコンプ目的で複数回挑戦したくなる。アクリルチャームのガチャは特定の1種だけ欲しいというケースが多いため、フリマでの単品購入と組み合わせて「好きなキャラを確実に手元に置く」という戦略が合理的だ。
劇場版が続く転スラとガチャガチャの関係
2026年6月には「転生したらスライムだった件 ゆめぬい」の発売も予定されており、フィギュア系にとどまらずぬいぐるみ系へも展開が広がっている。
転スラはアニメ・劇場版・スピンオフとコンテンツの層が厚く、各作品に対応した商品展開が継続している。ガチャガチャ市場における転スラの強みは「どのキャラも一定の知名度があり、特定キャラへの極端な偏りが起きにくい」という点で、コンプリート商品としての設計がしやすいIPだ。
ガチャガチャを毎週巡り歩いているとよく感じることだが、転スラのグッズは「今回はリムルだけでいい」と思って回し始めて、気づいたら全種揃えていた、という展開になりやすい。それだけキャラクターの並びが魅力的で、ひとつ手に取ると次が欲しくなる設計になっている。

